ここでは、FRCSシリーズのメモリーの交換方法を説明します。
■ 対象商品
FRCS シリーズ 検索結果の「内部仕様」に下記のコードが表示される製品が該当します。 101141 Mini ITXケース 電源無し 黒 「内部仕様」は弊社「仕様検索サービス」からご確認いただけます。
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■ ご用意ください
・プラスドライバー(サイズが No.2 のもの) | ・交換用メモリー(搭載されているメモリーと同規格のもの) |
■ 交換手順
・製品本体から側板を取り外します。
1.製品本体を横に倒します。
・製品本体を横に倒す際、製品本体に衝撃を与えると動作不良の原因となる可能性があります。 ・製品本体を堅い机や床の上に直接倒すと側板にキズやへこみが発生する可能性があります。 |
3.プラスドライバーで側板を固定しているネジを 2 か所とも取り外します。
4.側板を固定しているネジ。
・紛失しないようにご注意ください。 |
5.側板を製品本体の背面方向にゆっくりとスライドさせます。
・側板を無理にスライドさせると製品本体や側板が破損する可能性があります。 |
6.側板を上に持ち上げて製品本体から取り外します。
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・この説明では十分な作業スペースを確保するため人ドライブブラケットを取り外しています。 製品の構成によってはドライブブラケットを取り外さなくてもメモリーの交換が可能な場合もありますが、作業スペースが狭いと感じた場合はドライブブラケットを取り外すことをお奨めします。 ・ドライブブラケットを取り外さなくてもメモリーの交換が可能な場合は「27」に進みます。 |
・光学ドライブを取り外します。
・光学ドライブが搭載されていない製品の場合は「12」に進みます。
7.作業の過程で前面パネルを取り外す際、光学ドライブが取り付けられていると、光学ドライブのトレイのパネルが破損する可能性があります。
8.光学ドライブに接続されている Slimline-SATA ケーブルを取り外します。
9.プラスドライバーで光学ドライブを固定しているネジを取り外します。
10.光学ドライブを固定しているネジ。
・紛失しないようにご注意ください。 |
11.光学ドライブを製品本体の内側から押し出して、製品本体から抜き取ります。
・前面パネルを取り外します。
12.前面パネルを固定している 3 か所のツメを浮かせて、製品本体から前面パネルのツメを外します。
13.前面パネルをゆっくりと製品本体から取り外します。
・前面パネルを無理に取り外すと前面パネルが破損する可能性があります。 |
・ハードディスクからケーブル類を取り外します。
・ハードディスクが搭載されていない製品の場合は「17」に進みます。
14.SATA ケーブルの端子部分にはロックがあります。
SATA ケーブルはロックをしっかりと押さえながら取り外します。
・SATA ケーブルを無理に引き抜くと SATA コネクターや SATA ケーブルが破損する可能性があります。 ・この画像は SATA ケーブルの接続例です、SATA ケーブルの形状や色は製品によって異なる場合があります。 |
15.ハードディスクから SATA ケーブルを取り外します。
16.ハードディスクから SATA 電源ケーブルを取り外します。
・ドライブブラケットを製品本体から取り外します。
17.ドライブブラケットは 1 か所のネジと製品本体前面のミゾにかみ合わせたドライブブラケットの突起で固定されています。
・ドライブブラケットを固定するネジ | ・ドライブブラケットを固定する突起(①)とツメ(②) |
18.プラスドライバーでドライブブラケットを固定しているネジを取り外します。
19.ドライブブラケットを固定しているネジ。
・紛失しないようにご注意ください。 |
20.前面のミゾからドライブブラケットの突起が外れるようにドライブベイを持ち上げます。
21.ドライブブラケットのツメを製品本体から外してドライブブラケットを持ち上げます。
・SSD が搭載された製品の場合、SSD には SATA ケーブルと SATA 電源ケーブルが接続されています。 ドライブブラケットを必要以上に持ち上げると SATA ケーブルが断線したり、マザーボードや SSD が破損する可能性があります。 |
・SSD が搭載されていない製品の場合は「26」に進みます。
22.ドライブブラケットを裏返しにします。
・SSD に接続されているケーブル類に無理な力が加わらないようにご注意ください。 |
23.SSD から SATA 電源ケーブルを取り外します。
24.SATA ケーブルの端子部分にはロックがあります。
SATA ケーブルはロックをしっかりと押さえながら取り外します。
・SATA ケーブルを無理に引き抜くと SATA コネクターや SATA ケーブルが破損する可能性があります。 ・この画像は SATA ケーブルの接続例です、SATA ケーブルの形状や色は製品によって異なる場合があります。 |
25.SSD から SATA ケーブルを取り外します。
・SATA ケーブルのロックを押さえる際、ドライブブラケットと SATA ケーブルの隙間を無理に拡げると SSD の SATA コネクターが破損する可能性があります。 ・ハードディスクに接続されていた SATA ケーブルと SSD に接続されていた SATA ケーブルが 接続する際に判別できるようにしておきます。 |
26.製品本体からドライブベイを取り外したところ。
・ドライブベイには SSD やハードディスクなどの記憶装置が取り付けられています。 ドライブベイに衝撃を与えないようにご注意ください。 |
・メモリーを取り外します。
27.マザーボード上にメモリースロットがあります。
・メモリースロットの数や色は製品によって異なります。 |
28.メモリースロットにはロックが片側だけに付いているものと両端に付いているものがあります。
・片側(上端) | ・両端 |
29.メモリーを取り外す場合は、メモリーを取り外すメモリースロットのロックレバーを開きます。
30.メモリーを取り外すメモリースロットのロックレバーを開きます。
・必要以上にロックレバーを押さえるとメモリースロットが破損する可能性があります。 |
31.メモリーをメモリースロットから真上に抜き取ります。
・メモリーを取り付け増す。
32.メモリーには向きがあります。
メモリースロットのガイドとメモリーの切り欠きの位置を合わせます。
33.メモリーはメモリースロット真上から差し込みメモリースロットのロックがかかるまでメモリーを押さえます。
・ロックがかかっていない状態 | ・ロックがかかった状態 |
34.メモリーをメモリースロットに差し込み、メモリースロットのロックがかかるまでメモリーを押さえます。
・メモリーは真上からゆっくりと押さえます。 ・メモリーを斜めに押さえると、メモリーやメモリースロットが破損する可能性があります。 |
・SSD にケーブル類を接続します。
・SSD が搭載されていない製品の場合は「40」に進みます。
36.SATA ケーブルと SATA コネクター。
・SATA ケーブルには向きがあります。 SATA ケーブルを接続する際にはご注意ください。 |
・SATA ケーブル | ・SATA コネクター |
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37.ドライブブラケットを「22」の位置に戻して SSD に SATA ケーブルを接続します。
・ハードディスクに接続する SATA ケーブルと取り違えないようにご注意ください。 |
38.SATA 電源ケーブルと SATA 電源コネクター。
・SATA 電源ケーブルには向きがあります。 SATA 電源ケーブルを接続する際にはご注意ください。 |
・SATA 電源ケーブル | ・SATA 電源コネクター |
39.SATA 電源ケーブルを SSD に接続します。
・ドライブブラケットを製品本体に固定します。
40.ドライブブラケットは、製品本体の前面側の 2 か所の突起(画像①)と側面側の 2 か所(画像②)のツメを製品本体の穴に合わせて取り付けます。
・ドライブブラケットの突起(①)とツメ(②) | ・製品本体側の穴 |
42.ドライブブラケットでケーブル類を挟み込まないようにケーブルをずらします。
・ケーブル類を必要以上に引っ張るとケーブルが抜けたり接触不良が発生する可能性があります。 |
43.ドライブブラケットの突起は製品本体の穴上部の広い部分に差し込んでから下方向に下げます。
44.ドライブブラケットの突起を製品本体の穴に合わせてからドライブブラケットのツメを差し込みます。
・必要以上に力を加えるとドライブブラケットや製品本体が変形する可能性があります。 |
45.「18」で取り外したネジでドライブブラケットを製品本体に固定します。
・ハードディスクにケーブ類を接続します。
・ハードディスクが搭載されていない製品の場合は「50」に進みます。
46.SATA 電源ケーブルと SATA 電源コネクター。
・SATA 電源ケーブルには向きがあります。 SATA 電源ケーブルを接続する際にはご注意ください。 |
・SATA 電源ケーブル | ・SATA 電源コネクター |
47.ハードディスクに SATA 電源ケーブルを接続します。
48.SATA ケーブルと SATA コネクター。
・SATA ケーブルには向きがあります。 SATA ケーブルを接続する際にはご注意ください。 |
・SATA ケーブル | ・SATA コネクター |
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49.SATA ケーブルをハードディスクに接続します。
・前面パネルを取り付けます。
50.「12」~「13」で取り外した前面パネルを製品本体に取り付けます。
前面パネルのツメが製品本体にかかり、前面パネルと製品本体の間に隙間がなくなるまで前面パネルをゆっくりと押さえます。
・前面パネルに無理な力を加えると前面パネルが破損する可能性があります。 |
・光学ドライブを取り付けます。
・光学ドライブが搭載されていない製品は「56」に進みます。
51.光学ドライブを製品本体に取り付けます。
光学ドライブは製品の外側から差し込みます。
・光学ドライブの上下を間違えていると製品本体に差し込むことはできません。 無理に差し込むと製品本体や光学ドライブが破損する可能性があります。 |
52.光学ドライブは光学ドライブ側のブラケットのネジ穴とドライブブラケットのネジ穴が合う位置までゆっくりと押し込みます。
53.「9」で取り外したネジで光学ドライブを固定します。
54.Slimline-SATA ケーブルと Slimline-SATA コネクター。
・Slimline-SATA ケーブルには向きがあります。 Slimline-SATA ケーブルを接続する際にはご注意ください。 |
・Slimline-SATA ケーブル | ・Slimline-SATA コネクター |
55.Slimline-SATA ケーブルを光学ドライブに接続します。
・側板を製品本体に取り付けます。
56.側板を製品本体の上、画像の位置にのせます。
正しい位置にのせると側板内側のツメと製品本体の穴が合い、側板と製品本体の間の隙間が無くなります。
・側板に必要以上の力を加えると側板や製品本体が破損する可能性があります。 |
57.製品本体と側板の間に隙間が無いことを確認して、側板を前面パネル側にゆっくりとスライドさせます。
・製品本体と側板の間に隙間があると側板をスライドさせることはできません。 無理にスライドさせると製品本体や側板が破損する可能性があります。 |
58.「3」で取り外したネジで側板を固定すると作業は完了です。