Windows 10 がプリインストールされたタブレットで Microsoft Edge が使用できなくなる

ここでは、Windows 10 をアップデートした後に、Microsoft Edge が起動しなくなった場合の対処方法を説明します。

ご注意ください
  ・この作業はお客様の自己責任で行ってください。
 弊社では、この作業を行ったことで発生した破損・損害など一切の責任を負いません。
・この作業を行ったことで発生した故障や破損は、弊社保証の範囲外となります。

 

■対象製品

 Windows 10 がプリインストールされたタブレット モデル

 

■発生する現象 

Windows 10 を「October 2018 Update」(バージョン 1809) にアップデートした後、端末を初期化すると、それ以降 Microsoft Edge が起動できなくなります。

Windows 10 のバージョンを確認する方法はコチラ

 

■対処方法

以下の手順で改善する場合があります。

1.Microsoft Edge をリセットします。
2.隠しファイル、隠しフォルダーを表示させます。
3.Microsoft Edge をセットアップします。
4.隠しファイル、隠しフォルダーを非表示にします。

 

■設定手順

・Microsoft Edge をリセットします

1.「スタート ボタン」にマウスカーソルを合わせてタッチパッドを二本指でタップします。
 タッチパネル出操作する場合は「スタート ボタン」をロングタップします。
 
2.表示されたメニューから「アプリと機能(F)」を選択します。
 
3.「アプリと機能」が表示されます。
 アプリの一覧を下方向にスクロールします。
 
4.アプリの一覧から「Microsoft Edge」を選択します。
 
5.表示された「詳細オプション」のリンクを選択します。
 
6.「Microsoft Edge」が表示されます。
 ウインドウを下方向にスクロールします。
 
7.「リセット」の項目にある「リセット」ボタンを選択します。
 
8.「このデバイス上のアプリのデータが、基本設定とサインインの詳細を含めて完全に削除されます。」が表示されます。
 「リセット」ボタンを選択します。
 
9.Microsoft Edge のリセットが開始されます。

 「リセット」ボタンの右側に「✓」が表示されるまで待ちます。
 
10.「リセット」ボタンの右側に「✓」が表示されると Microsoft Edge のリセットは完了です。
 右上の「×」ボタンを選択して「Microsoft Edge」を閉じます。

 

・隠しファイル、隠しフォルダーを表示させます

11.「タスク バー」の「エクスプローラー」アイコンを選択します。

 

12.「エクスプローラー」が表示されます。
 メニューバーの「表示」を選択します。

13.リボンの右側にある「オプション」を選択します。

14.「フォルダー オプション」が表示されます。
 「表示」タブを選択します。

15.「詳細設定」の一覧を下方向にスクロールします。

16.「詳細設定」の一覧から「隠しファイル、隠しフォルダー、および隠しドライブを表示する」
 を選択します。

17.「詳細設定」の一覧を一番下までスクロールします。

18.「保護されたオペレーティング システム ファイルを表示しない(推奨)」のチェックを外します。

 

19.「保護されているオペレーティング システム ファイル(システム ファイルおよび隠しファイル)をエクスプローラーで表示するように選択しますか?」が表示されます。
 「はい(Y)」ボタンを選択します。

20.「保護されたオペレーティング システム ファイルを表示しない(推奨)」のチェックが外れていることを確認して「フォルダーに適用(L)」ボタンを選択します。

21.「この種類のフォルダーすべてについて現在のフォルダーの表示を適用しますか?」が表示されます。
 「はい(Y)」ボタンを選択します。

22.「OK」ボタンを選択して「フォルダー オプション」を閉じます。

23.「エクスプローラー」に戻ります。
 右上の「×」ボタンを選択して「エクスプローラー」を閉じます。

 

 

・Microsoft Edge をセットアップします

24.「スタート ボタン」を選択します。

25.「スタート メニュー」が表示されます。
 アプリの一覧を下方向にスクロールします。

26.アプリの一覧に表示された「Windows PowerShell」を選択します。

27.「Windows PowerShell」下に表示された「Windows PowerShell」にマウスカーソルを合わせてタッチパッドを二本指でタップします。
 タッチパネルで操作する場合は「Windows PowerShell」をロングタップします。

28.表示されたメニューから「その他」を選択します。

29.さらに表示されたメニューから「管理者として実行する」を選択します。

30.「ユーザー アカウント制御」が表示された場合は「はい」ボタンを選択します。

31.「管理者:Windows PowerShell」が表示されます。
 「cd \users\xxxx」([xxxx]の部分はユーザー名)と入力します。

・「Windows PowerShell」では半角の英数字のみを入力します。 日本語入力はオフにしておきます。

 

32.キーボードの「Enter」キーを押します。

・画面のユーザー名の部分は伏せてあります。

 

33.下記の文字列を選択してコピーします。

Get-AppXPackage -AllUsers -Name Microsoft.MicrosoftEdge | Foreach {Add-AppxPackage -DisableDevelopmentMode -Register “$($_.InstallLocation)\AppXManifest.xml” -Verbose}

 

34.赤枠の部分でカーソルが点滅している状態でキーボードの「Ctrl」(コントロール)キーと「v」(ブイ)キーを同時に亜して「33」でコピーした文字列を貼り付けます。

 

35.キーボードの「Enter」キーを押します。

36.Microsoft Edge のセットアップが開始されます。カーソルが表示されるまで待ちます。

37.カーソルが表示されると Microsoft Edge のセットアップは完了です。

 

・ユーザー名がわからない場合、以下の手順で確認することができます。

a.「cd \users」と入力してキーボードの「Enter」キーを押します。

b.赤枠の部分に「dir」と入力します。

c.キーボードの「Enter」キーを押します。

d.「users」フォルダーにあるフォルダーの一覧が表示されます。「Public」以外のフォルダーの名前がユーザー名になります。

e.赤枠の部分で「cd 」(シー・ディー・スペース)と入力した後ろに「d」で確認したユーザー名を入力します。

f.キーボードの「Enter」キーを押して「33」に進みます。

 
38.右上の「×」ボタンを選択して「管理者:Windows PowerShell」を閉じます。

 

・設定を反映させるために端末を再起動させます

39.「スタート ボタン」を選択します。

40.「スタート メニュー」が表示されます。
 「電源」アイコンを選択します。

41.表示されたメニューから「再起動」を選択します。

42.端末が再起動します。

 

・隠しファイル、隠しフォルダーを非表示にします
11」~「23」の手順で変更した設定を元に戻します。

43.「11」~「16」の手順で「フォルダー オプション」を表示させて「隠しファイル、隠しフォルダー、または隠しドライブを表示しない」を選択します。

44.「詳細設定」を一番下までスクロールして「保護されたオペレーティング システム ファイルを表示しない(推奨)」にチェックを入れます。

45.「20」~「23」の手順で設定を反映させると作業は完了です。