ここでは、FRGAシリーズのハードディスク増設手順を説明します。
■ ご注意ください
・ハードディスクは衝撃や振動に弱い精密部品です。衝撃を与えないようにご注意ください。
・この作業はお客様の自己責任で行ってください。
弊社では、この作業を行ったことで発生した破損・損害など一切の責任を負いません。
・この作業を行ったことで発生した故障や破損は、弊社保証の範囲外となります。
■ 該当機種
FRGAシリーズ弊社「仕様検索サービス」からご確認いただけます。 検索結果の「内部仕様」に下記のいずれかのコードが表示される製品が該当します。 CD:85390 ■モデル名コード 1117 ■GA(Z77H2-A3/DVD-CMS)
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■ ご用意ください
・プラスドライバー(2番) |
・SATAケーブル |
・増設用ハードディスク 3.5インチ SATA-3(SATA600)をご用意ください。 |
・ニッパー |
・インチネジ(4本) | |
■ 増設手順
ハードディスクの増設作業は、製品本体を横にして行います。
固い机の上などに直接置くと、製品にキズが付く恐れがありますのでご注意ください。
1.製品を横に倒します。
倒す際、製品に強い衝撃を与えないようにご注意ください。
2.製品を横にしたとき、上側になる側板を開けます。
側板を開けるためには、2箇所のネジを取り外します。
4.本体背面2箇所のネジを取り外したら、側板を写真のようにスライドさせてから、上に持ち上げます。
写真以上にスライドさせると側板の内側のツメが破損する可能性がありますのでご注意ください。
5.側板を取り外したところ。
赤枠部分にハードディスクを増設します。
※内部のケーブルの取り回しは、製品の構成によって異なります。
6.ハードディスクを増設するには、ハードディスクブラケットを取り外す必要があります。
※ハードディスクに接続されている電源ケーブルを取り外します。 | ※電源ケーブルを取り外したところ。 |
7.電源ケーブルには向きがあります。接続の際にはご注意ください。
8.SATAケーブルのコネクターにはロックがあります。
※コネクター上部の金属部分を押し込みながら抜きます。 | ※SATAケーブルには向きがあります。 接続の際にはご注意ください。 |
9.ハードディスクに接続されているSATAケーブルを取り外します。
※SATAケーブルを取り外したところ。 | |
10.ハードディスクブラケットを固定しているネジを取り外します。
※ネジを取り外したところ。 | |
11.ハードディスクブラケットを固定していたネジ。紛失にはご注意ください。
12.ハードディスクブラケットを真上に抜き取ります。
※ハードディスクブラケットを取り外したところ。 | |
13.取り外したハードディスクブラケットにハードディスクを増設します。
※ハードディスクは画像の位置まで差し込みます。 | |
14.増設したハードディスクをインチネジで固定します。
ハードディスクは左右それぞれ2箇所、合計4箇所をインチネジで固定します。
15.マザーボードの赤枠部分に、増設したハードディスクに接続するためのSATAケーブルを取り付けます。
16.増設したハードディスク用のSATAケーブルは上段のSATAポートに接続します。
ハードディスクと接続する際、SATAケーブルを取り違えないようにご注意ください。
17.増設したハードディスクに接続する電源コネクターを取り出します。
電源コネクターは、「6」で取り外した電源ケーブルの根元にあります。
18.ケーブルが束ねられている場合には、結束バンドをニッパーで切断します。
19.電源コネクターを取り出したところ。
20.ハードディスクブラケットを本体に取り付けます。
ハードディスクブラケットを取り付けるには、ハードディスクブラケットとケース本体の、それぞれのガイドレールの位置を合わせます。
※ケース本体側②のガイドレールにハードディスクブラケット側①のガイドレールを差し込みます。 同様に④のレールに③のガイドレールを差し込みます。 |
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21.「11」のネジで、ハードディスクブラケットを固定します。
22.それぞれのハードディスクに電源ケーブルとSATAケーブルを接続します。
23.下段のハードディスクにSATAケーブルを接続します。このSATAケーブルは、マザーボード下段のポートに接続されているケーブルです。
24.下段と同様に、上段のハードディスクにもSATAケーブルを接続します。
このSATAケーブルは、マザーボードの上段のSATAポートに接続されたケーブルです。
25.「17」~「19」で取り出した電源ケーブルを、上下のハードディスクに接続します。
26.電源ケーブルを取り付けたところ。
側板を閉じたときに、干渉しないようにご注意ください。
また、SATAケーブルは鋭角に曲げたり、ねじったりしないようにご注意ください。
27.側板を閉じる際、ケース本体側の穴と側板側のツメを合わせます。
※ツメはわかりやすくするために色をつけています。
(画像:ケース上部) | (画像:ケース下部) |
28.上下のツメを合わせて側板を置いたところ。
この状態から側板を写真右方向にスライドさせます。
側板を閉じたら「3」の逆の手順で側板をネジで固定します。
29.本体の後ろ側には、盗難防止用のフックがあります。
フックを側板の穴に通します。
以上で作業は終了です。