ここでは、FRNUシリーズのメモリー交換方法を説明します。
■ ご注意ください
・同規格のメモリーであっても、メモリーの種類によっては、取り付けることによって製品が起動しなくなる場合があります。
・メモリーは静電気に弱い精密部品です。非塗装の金属に触れるなどして、静電気を放電してから作業を行ってください。
・この作業はお客様の自己責任で行ってください。
弊社では、この作業を行ったことで発生した破損・損害など一切の責任を負いません。
・この作業を行ったことで発生した故障や破損は、弊社保証の範囲外となります。
■ 該当機種
・FRNU310 ・FRNU311 ・FRNU312 ・FRNU313 |
■ ご用意ください
・精密マイナスドライバー キーボードを取り外す際に使用します。 |
・交換用メモリー DDR3-SODIMMをご用意ください。 |
■ 作業手順
メモリースロットは、キーボードの下側に位置します。
キーボードの取り外し作業は、バッテリーを取り外した後、裏面から作業します。
1.製品を裏返して置き、バッテリーを取り外します。
固い机の上などに直接製品を置くと、製品にキズが入る場合があります。ご注意ください。
2.バッテリーのロックを外します。
右側バッテリーリリースタブを左側にスライドさせます。
(画像:ロックされた状態) | (画像:ロックが外れた状態) |
3.左側バッテリーリリースタブを右側(製品中央側)にスライドさせたままバッテリーを外側に抜き取ります。
左側バッテリーリリースタブは、指を離すと元に戻ります。スライドさせない状態でバッテリーを引き抜くと、製品が破損する恐れがあります。ご注意ください。
バッテリーを取り外した状態。 | |
4.続いてキーボードを取り外します。
キーボードを取り外す際には、製品を画像のように開いておきます。
6.ツメ(赤線部分)でキーボードが本体に固定されています。
開口部の中にある金属部分がキーボードになります。 | 隙間にマイナスドライバーを差し込み、キーボード矢印方向にスライドさせながら押し込みます。 |
7.キーボードが本体から浮きます。浮いた部分を引き上げます。
キーボード本体が曲がったり、キートップの脱落にはご注意ください。
8.キーボードはフラットケーブルで本体と接続されています。
キーボードを強く引っ張ったり本体より離し過ぎると、フラットケーブルが抜けたり、断線する恐れがありますので、ご注意ください。
キーボードを手前方向に裏返したところ。 キーボードと本体が接続されているL字状のフラットケーブルがあります。 |
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9.キーボードを液晶方向にスライドさせた状態。
左下にメモリースロットがあります。
10.メモリーの左右にあるロックを外側に拡げて、メモリーを起こします。
メモリーが起きた状態。 メモリーを抜き取ります。 |
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11.メモリーには向きがあります。
メモリースロットのガイドとメモリーの切り欠きを合わせます。
12.「10」と同じ角度でメモリーをメモリースロットに差し込みます。
13.メモリーをメモリースロットの奥まで差し込んだら、水平になるまで押し込みます。
14.メモリースロット両端のロックがかかるまでメモリーを押し込みます。
(画像:ロックがかかった状態) | (画像:ロックがかかっていない状態) |
15.キーボードを元に戻します。
キーボードには画像のようなツメが数カ所あります。
17.キーボード側のすべてのツメを本体側の差し込み口に差し込んだら、キーボードを本体に押しつけて、「6」のツメを本体に固定します。
18.「2」~「3」の手順でバッテリーを取り付けて、作業は終了です。