ここでは、FRSシリーズのハードディスクの交換手順を説明します。
■ ご注意ください
・作業は製品を横にした状態で行います。
固い机の上などで作業を行うと、製品にキズが付く可能性があります。
・この作業は、コンピューターの内部で行います。
内部の配線を挟み込んだり、コネクターの抜けにはご注意ください。
・この作業はお客様の自己責任で行ってください。
弊社では、この作業を行ったことで発生した破損・損害など一切の責任を負いません。
・この作業を行ったことで発生した故障や破損は、弊社の保証の範囲外となります。
■ 対象製品
FRSシリーズ
「リカバリー情報」に下記のコードが表示される製品が該当します。 CD:76960 ■モデル名コード 391 ■S(IPM41/CDS) 「リカバリー情報」は、弊社「仕様検索サービス」からご確認いただけます。 |
■ ご用意ください
・プラスドライバー(No.2) ネジにあったドライバーを用意します。 |
・交換用ハードディスク 3.5 インチ SATA ハードディスクを用意します。 |
■ 交換手順
1.製品背面にある側板を固定しているネジをプラスドライバーで取り外します。
取り外すネジを間違えないようにご注意ください。 |
・側板を固定するネジ
紛失しないようにご注意ください。 |
画像のように側板のスライドさせます。 必要以上に側板をスライドさせると破損の原因となる可能性があります。 |
3.側板の後ろ側を持ち上げて、側板を製品本体から取り外します。
4.前面パネルを取り外します。
製品本体の前側を少し持ち上げて、前面パネルのフックを3箇所とも外し、
前面パネルを前側下方向に取り外します。
・前面パネルと製品本体はケーブルで結線されています。 製品本体から前面パネルを取り外す際はケーブルの断線や破損にご注意ください。 ・前面パネルを強く握ると前面パネルのカバーが破損する可能性があります。 |
・前面パネルを取り外したところ
SATA ケーブルを取り外す前に 本製品の SATA ケーブルは、コネクター部分に抜け防止のロックがあります。 ロックを押さえながら SATA ケーブルを取り外します。 |
5.光学ドライブに接続された SATA ケーブルと電源ケーブルを取り外します。
SATA ケーブルと電源ケーブルには向きがあります。 接続する際は向きにご注意ください。 |
・電源ケーブルのコネクター部分 | ・SATA ケーブルのコネクター部分 |
6.ハードディスクに接続された SATA ケーブルと電源ケーブルを取り外します。
SATA ケーブルと電源ケーブルには向きがあります。 接続する際は向きにご注意ください。 |
7.カードリーダーの内蔵 USB ケーブルを取り外します。
内蔵 USB ケーブルにはロックはありません。端子部分を持って、真上に引き抜きます。
内蔵 USB ケーブルを接続するマザーボード上のポートの位置は製品によって異なります。 内蔵 USB ケーブルを取り外す前に接続されているポートの位置をよく確認しておいてください。 |
内蔵 USB ケーブルには向きがあります。 接続する際はマザーボード側のポートのピンの欠けた部分と、 内蔵 USB ケーブルのコネクターの穴のふさがっている部分を合わせます。 |
・内蔵 USB ケーブルのコネクター部分 | ・マザーボード側のポート部分 |
8.左右のラッチを内側に押さえながらドライブベイを画像の位置まで起こします。
9.プラスドライバーを使ってハードディスクを固定している4カ所のネジを取り外します。
画像の赤丸部分にある黒色のネジ以外は取り外さないでください。 |
・ハードディスクを固定するネジ
紛失しないようにご注意ください。 |
11.「8」~「10」の逆の手順で新しいハードディスクをブラケットに固定し、ドライブベイを水平に戻します。
・ドライブベイは「9」のラッチのロックがかかるまで倒します。
・ドライブベイと本体の間にケーブルを挟み込まないように注意してください。 |
12.「5」~「7」の逆の手順で取り外したケーブル類を接続します。
各ケーブルには向きがあります。接続前に向きを確認してください。 |
13.「4」の逆の手順で前面パネルを本体に取り付けます。
・前面パネルを強く押さえると、前面パネルの光学ドライブや前面 USB ポートのカバーが 破損する可能性があります。 ・前面パネルのケーブルを、前面パネルと本体の間に挟み込まないように注意してください。 |
14.「2」~「3」の逆の手順で側板を製品本体に取り付けます。
側板側のツメを製品本体側のミゾに差し込みます。 |
・側板側のツメ | ・製品本体側のミゾ |
製品本体の後ろ側には、盗難防止のフックがあります。 側板の後ろ側に開いているスリットに製品本体側のフックを通します。 |
15.「1」で取り外したネジを製品本体に取り付け、側板を固定すると作業は完了です。