Windows XP SP2適用に際してのご注意

(投稿日2007年8月17日)

「Microsoft® Windows® XP Service Pack 2 セキュリティ強化機能搭載」(以降Windows XP SP2)を適用した場合において、弊社製品に限らず、場合によってはセーフモードでも起動できなくなるというような現象が報告されています。

このような場合、以下のような対応が考えられますが、データがすべて失われる可能性もありますので適用にあたっては十分ご注意ください。

 

  1. 起動時にF8キーを押して起動モード選択画面より「前回正常起動時の構成で起動する」を選択する。
  2. WindowsXPのCD-ROMより起動して回復コンソールから適用したSP2を無効にする。

Windows XP SP2 を回復コンソールからアンインストールする方法

  1. WindowsXPのCD-ROMより起動して修復セットアップを実行する。
  2. WindowsXPのCD-ROMより起動して領域を一度開放し、クリーンインストールを実行する。

 

弊社では出荷時にWindows XP SP2がすでに適用されている場合を除き、Windows XP SP2の動作を保証するものではありません。

アップデートを実行されてシステムが破壊された場合でも、その復旧作業は保証期間の内外を問わず有償修理の対象となります。
また、場合によってはクリーンインストールをせざるを得ない場合がありますのでご注意ください。
Windows XP SP2のインストールにより、ご利用の機器の環境破壊や、データ損失が発生しても、弊社では補償いたしかねます。
WindowsUpdateの自動更新設定をされている場合は特にご注意ください。

 

PC管理者様へのご注意

2004年9月29日よりWindowsXP SP2自動更新サービスが開始されています。
インターネットに接続されている各PCにおいて自動更新が有効になっている場合、SP2が自動的にダウンロードされ、ネットワークに負荷がかかる可能性があります。
適用についてよくご検討いただき、ご対応のほどご留意ください。

日頃、自動更新機能を利用している場合の差分インストール量は、Professionalが約100MB、Home Editionが約80MBとなります。

 

WindowsUpdateの自動更新を無効にする方法

[マイ コンピュータ]を右クリックして表示される[システムのプロパティ]ダイアログの[自動更新]タブで行うようになっている。

「自動更新を適用せず、手動でコンピュータを更新する」を選択、もしくは「コンピュータを常に最新の状態に保つ」のチェックを外して、適用ボタンを押す。

 

アップデート事前準備について

ソフトウェアのアップデートについては一般的に以下のような事前準備が好ましいとされていますが、WindowsXP SP2適用について、特にご留意ください。

  1. 利用しているソフトウェア/周辺機器のWindowsXP SP2対応状況を調査する。
  2. アップデートを適用する前に重要なデータは必ずバックアップを行う。
  3. WindowsXP SP2アップデートについてのパッチプログラム、「Windows XP 用の重要な更新プログラム(KB885626)」を適用しておく。

Windows XP 用の重要な更新プログラム (KB885626)

  1. 電源を落とした状態で周辺機器を外し、それから作業する。
  2. 常駐ソフト(ウイルス対策ソフト、パケットライトソフトなど)を停止する。

弊社バンドルソフトについて

  • 「トレンドマイクロ社 ウイルスバスター2004 インターネットセキュリティ 90日版」について

弊社で試供版をバンドルしております当ソフトVer.11.31は、トレンドマイクロ社によりWindowsXP SP2における動作に支障のないことを確認済です。

  • フロンティアソフトパックについて

バンドルの同ソフトについてはWindowsXP SP2 RC2(正式リリース前のバージョン)において動作確認を行なっております。

ソフトが複数セットアップされた実際の使用環境での動作を当社が保証するものではありません

 

弊社検証情報

弊社検証部門ではWindowsXP SP2のアップデートについて以下のように確認しております。

  1. WindowsXP SP1aインストール
  2. 各種ドライバのインストール
  3. WindowsXP SP2へのUpdate

 

テスト済M/BとそのBIOSバージョン一覧

  • ASUSTeK P4S Frontier(BIOS 1002.002)
  • ASUSTeK P4G8000-V(BIOS1008)
  • ASUSTeK P4P800-VM(BIOS1012)
  • ASUSTeK P4C800-E Deluxe(BIOS1014)
  • Intel 915GAV(BIOS1013)
  • Intel 925XCV
  • MSI 915G Combo-FR(BIOS1.3)

 

上記テスト結果はお客様元での動作を保証するものではありません。

ご使用の機体のM/Bの確認にはお見積書等をご確認いただくか、当Webの仕様検索サービスをご利用いただけます。

OS及びソフト(アプリケーション、ドライバ、BIOS)の状態により異なる結果を報告いただいている例もございます。
Updateの際は必ずデータのバックアップをお取りください。

 

WindowsXP SP2についてのTips等情報をご案内するサイト

弊社PCのXP SP2への対応については、BTOで製造されるものを中心としているため、機種ごとのお問い合わせに対する対応が困難となっておりますので、予めご了承ください。

OSやソフトの動作等について、「出荷時の状態」の保証となります。下記のようなケースで各PCについて機種ごとの対応状況の調査が求められた場合、弊社ではほとんどの場合対応することができません。