FRCSシリーズ ハードディスク交換マニュアル

(投稿日2019年7月8日)

ここでは、FRCSシリーズのハードディスクの交換方法を説明します。

ご注意ください

   ・作業を始める前に塗装されていない金属に触れて身体から静電気を放電してください。
   ・この作業はお客様の自己責任で行ってください。
    弊社では、この作業を行ったことで発生した破損・損害など一切の責任を負いません。
   ・この作業を行ったことで発生した故障や破損は、弊社保証の範囲外となります。
   ・ハードディスクの交換は製品の内部で作業を行う必要があります。
    内部配線の断線やケーブルの抜けにはご注意ください。

■ 対象製品

FRCS シリーズ

検索結果の「内部仕様」に下記のコードが表示される製品が該当します。

 101141 Mini ITXケース 電源無し 黒

「内部仕様」は弊社「仕様検索サービス」からご確認いただけます。

 

■ ご用意ください

・プラスドライバー(サイズが No.2 のもの) ・交換用ハードディスク(3.5インチ SATA 内蔵用)

 

■ 交換手順

・製品本体から側板を取り外します。

1.製品本体を横に倒します。

・製品本体を横に倒す際、製品本体に衝撃を与えると動作不良の原因となる可能性があります。
・製品本体を堅い机や床の上に直接倒すと側板にキズやへこみが発生する可能性があります。

 

 

2.側板は製品背面の 2 か所のネジで固定されています。

 


3.プラスドライバーで側板を固定しているネジを 2 か所とも取り外します。

 


4.側板を固定しているネジ。

・紛失しないようにご注意ください。

 


5.側板を製品本体の背面方向にゆっくりとスライドさせます。

・側板を無理にスライドさせると製品本体や側板が破損する可能性があります。

 

 

6.側板を上に持ち上げて製品本体から取り外します。

 

・光学ドライブを取り外します。

・光学ドライブが搭載されていないモデルは「12」に進みます。

 

7.作業の過程で前面パネルを取り外す際、光学ドライブが取り付けられていると、光学ドライブのトレイのパネルが破損する可能性があります。

 


8.光学ドライブに接続されている Slimline-SATA ケーブルを取り外します。

 

 

9.プラスドライバーで光学ドライブを固定しているネジを取り外します。

 


10.光学ドライブを固定しているネジ。

・紛失しないようにご注意ください。

 


11.光学ドライブを製品本体の内側から押し出して、製品本体から抜き取ります。

 

・前面パネルを取り外します。


12.前面パネルを固定している 3 か所のツメを浮かせて、製品本体から前面パネルのツメを外します。

 


13.前面パネルをゆっくりと製品本体から取り外します。

・前面パネルを無理に取り外すと前面パネルが破損する可能性があります。

 

 

・ハードディスクからケーブル類を取り外します。

 

14.SATA ケーブルの端子部分にはロックがあります。
 SATA ケーブルはロックをしっかりと押さえながら取り外します。

・SATA ケーブルを無理に引き抜くと SATA コネクターや SATA ケーブルが破損する可能性があります。
・この画像は SATA ケーブルの接続例です、SATA ケーブルの形状や色は製品によって異なる場合があります。

 

 

15.ハードディスクから SATA ケーブルを取り外します。

 

 

16.ハードディスクから SATA 電源ケーブルを取り外します。

 

 

・ドライブブラケットを製品本体から取り外します。


17.ドライブブラケットは 1 か所のネジと製品本体前面のミゾにかみ合わせたドライブブラケットの突起で固定されています。

・ドライブブラケットを固定するネジ ・ドライブブラケットを固定する突起(①)とツメ(②)

 

 

18.プラスドライバーでドライブブラケットを固定しているネジを取り外します。

 

 

19.ドライブブラケットを固定しているネジ。

・紛失しないようにご注意ください。

 

 

20.前面のミゾからドライブブラケットの突起が外れるようにドライブベイを持ち上げます。

 


21.ドライブブラケットのツメを製品本体から外してドライブブラケットを持ち上げます。

・SSD が搭載された製品の場合、SSD には SATA ケーブルと SATA 電源ケーブルが接続されています。
・ドライブブラケットを必要以上に持ち上げると SATA ケーブルが断線したり、マザーボードや SSD が破損する可能性があります。

 

・SSD からケーブル類を取り外します。


・SSD が搭載されていない製品は「25」に進みます。

 


22.ドライブブラケットを裏返しにします。

・SSD に接続されているケーブル類に無理な力が加わらないようにご注意ください。


23.SSD から SATA 電源ケーブルを取り外します。

 


24.SATA ケーブルの端子部分にはロックがあります。
 SATA ケーブルはロックをしっかりと押さえながら取り外します。

・SATA ケーブルを無理に引き抜くと SATA コネクターや SATA ケーブルが破損する可能性があります。
・この画像は SATA ケーブルの接続例です、SATA ケーブルの形状や色は製品によって異なる場合があります。

 


25.SSD から SATA ケーブルを取り外します。

・SATA ケーブルのロックを押さえる際、ドライブブラケットと SATA ケーブルの隙間を無理に拡げると SSD の SATA コネクターが破損する可能性があります。
・ハードディスクに接続されていた SATA ケーブルと SSD に接続されていた SATA ケーブルが 接続する際に判別できるようにしておきます。

 

 

・ドライブブラケットからハードディスクを取り外します。


26.製品本体から取り出したドライブブラケット。
 ハードディスクは左右それぞれ 2 か所のネジで固定されています。

 

 

27.プラスドライバーでハードディスクを固定しているネジを 4 か所とも取り外します。

 


28.ハードディスクを固定するネジ。

・紛失しないようにご注意ください。



29.ドライブブラケットからハードディスクを取り外します。

 

 

・ドライブブラケットに用意したハードディスクを取り付けます。


30.ドライブブラケットが画像の状態のとき、ハードディスクは基板側を上にして、ハードディスクの端子が左手側に来るように取り付けます。

 


31、ハードディスクのネジ穴とドライブブラケットのネジ穴が合う位置まで押し込みます。

 


32.「27」で取り外したネジでハードディスクを固定します。

 


・SSD が搭載されていない製品は「37」に進みます。


・SSD にケーブル類を接続します。


33.SATA ケーブルと SATA コネクター。

・SATA ケーブルには向きがあります。
 SATA ケーブルを接続する際にはご注意ください。
・SATA ケーブル ・SATA コネクター

 

34.ドライブブラケットを「22」の位置に戻して SATA ケーブルを接続します。

・ハードディスクに接続する SATA ケーブルと取り違えないようにご注意ください。

 

35.SATA 電源ケーブルと SATA 電源コネクター。

・SATA 電源ケーブルには向きがあります。
 SATA 電源ケーブルを接続する際にはご注意ください。

・SATA 電源ケーブル ・SATA 電源コネクター


 

36.SATA 電源ケーブルを SSD に接続します。

 

 

・ドライブブラケットを製品本体に固定します。


37.ドライブブラケットは、製品本体の前面側の 2 か所の突起(画像①)と側面側の 2 か所(画像②)のツメを製品本体の穴に合わせて取り付けます。

・ドライブブラケットの突起(①)とツメ(②) ・製品本体側の穴

 

・ドライブブラケットを取り付けたところ。

38.ドライブブラケットでケーブル類を挟み込まないようにケーブルをずらします。

・ケーブル類を必要以上に引っ張るとケーブルが抜けたり接触不良が発生する可能性があります。


39.ドライブブラケットの突起は製品本体の穴上部の広い部分に差し込んでから下方向に下げます。



40.ドライブブラケットの突起を製品本体の穴に合わせてからドライブブラケットのツメを差し込みます。

・必要以上に力を加えるとドライブブラケットや製品本体が変形する可能性があります。

 

 

41.「18」で取り外したネジでドライブブラケットを製品本体に固定します。

 

 

・ハードディスクにケーブル類を接続します。

42.SATA 電源ケーブルと SATA 電源コネクター。

・SATA 電源ケーブルには向きがあります。
 SATA 電源ケーブルを接続する際にはご注意ください。
・SATA 電源ケーブル ・SATA 電源コネクター

 

 

43.ハードディスクに SATA 電源ケーブルを接続します。

 

44.SATA ケーブルと SATA コネクター。

・SATA ケーブルには向きがあります。
 SATA ケーブルを接続する際にはご注意ください。
・SATA ケーブル ・SATA コネクター

 

 

45.SATA ケーブルをハードディスクに接続します。

 

・前面パネルを取り付けます。

46.「12」~「13」で取り外した前面パネルを製品本体に取り付けます。
 前面パネルのツメが製品本体にかかり、前面パネルと製品本体の間に隙間がなくなるまで前面パネルをゆっくりと押さえます。

・前面パネルに無理な力を加えると前面パネルが破損する可能性があります。

 

 

・光学ドライブを取り付けます。

 

・光学ドライブが搭載されていない製品は「52」に進みます。

 

47.光学ドライブを製品本体に取り付けます。
 光学ドライブは製品の外側から差し込みます。

・光学ドライブの上下を間違えていると製品本体に差し込むことはできません。
 無理に差し込むと製品本体や光学ドライブが破損する可能性があります。

 

48.光学ドライブは光学ドライブ側のブラケットのネジ穴とドライブブラケットのネジ穴が合う位置までゆっくりと押し込みます。

49.「9」で取り外したネジで光学ドライブを固定します。

 

50.Slimline-SATA ケーブルと Slimline-SATA コネクター。

・Slimline-SATA ケーブルには向きがあります。
 Slimline-SATA ケーブルを接続する際にはご注意ください。
・Slimline-SATA ケーブル ・Slimline-SATA コネクター
   

 

 

51.Slimline-SATA ケーブルを光学ドライブに接続します。

 


・側板を製品本体に取り付けます。


52.側板を製品本体の上、画像の位置にのせます。

 正しい位置にのせると側板内側のツメと製品本体の穴が合い、側板と製品本体の間の隙間が無くなります。

・側板に必要以上の力を加えると側板や製品本体が破損する可能性があります。


・側板に必要以上の力を加えると側板や製品本体が破損する可能性があります。


53.製品本体と側板の間に隙間が無いことを確認して、側板を前面パネル側にゆっくりとスライドさせます。

・製品本体と側板の間に隙間があると側板をスライドさせることはできません。
 無理にスライドさせると製品本体や側板が破損する可能性があります。

 

 

54.「3」で取り外したネジで側板を固定すると作業は完了です。